国の重要文化財に指定されている岡山県津山市の「旧苅田(かんだ)家住宅」の一部が、1月の大雪で壊れていたことがわかりました。
「旧苅田家住宅」は歴史的なまち並みが残る津山市城東地区にある最大規模の町家で、国の重要文化財に指定されています。
破損は2つの蔵のひさしで、それぞれ1カ所ずつ見つかりました。1月26日、市が建物の管理を委託している業者の職員が破損に気がついたということです。
津山市では1月24日から25日にかけて大雪となり、25日の未明には積雪が46cmと観測史上最大になりました。
市の文化課では、雪の重みに耐えきれずひさしが壊れたとみています。周辺の道路などに影響はないということです。
破損したひさしの取り扱いについて、市は国や県と協議するとしています。