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もし現場に居合わせたら? 応急処置などの技術を競う「救急法競技大会」 岡山・笠岡市【こつこつ防災】

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 防災の話題をお伝えする「こつこつ防災」です。応急処置などの技術を競う大会が岡山県笠岡市で開かれました。新型コロナの影響で3年ぶりの開催です。

(選手宣誓)
「宣誓、我々選手一同は練習の成果を発揮し、救急法普及のため、迅速着実に競技することを誓います」

 笠岡市で開かれた「第5回救急法競技大会」です。笠岡地区消防組合が開いたもので、近隣の企業や大学生、初参加となる高校生など、21チーム・63人が参加しました。

(笠岡地区消防組合/有岡尚造 救急救命士)
「市民の方に、応急処置や一次救命処置を幅広く知ってもらうために開催されました。今回、3年ぶりの大会ということで、多くの企業、また若い層まで参加していただいて、ほんとにうれしく思っています」

(競技参加者は―)
「生活の中で、どなたがけがした場面に遭遇しても、お役に立てたらなと思いまして」

 競技は三角巾の基本的な結び方の「本結びリレー」、けがの手当てを行う「包帯リレー」、そしてAEDを使った「心肺蘇生」の3種目です。3人1組のチームになり、技術やスピード、丁寧な対応などを競います。審査するのは笠岡地区消防組合の救急救命士です。

 一次救命処置の「心肺蘇生」では、救急現場に居合わせた人が倒れている人の呼吸の有無や意識があるかないかを確認します。そして、心臓マッサージをしながら、周りにいる人に119番通報をお願いしたり、AEDを取りに行ってもらったりします。救急隊が到着するまでの間、しっかりと命をつなぐことが大切で、手順の正確さや迅速さが審査のポイントです。

 大会では、救急救命士を目指している倉敷芸術科学大学のチームが総合優勝しました。

(倉敷芸術科学大学 3年/谷口愛斗さん)
「日頃の練習の成果をしっかり発揮して、見本になるようにと目標を立てて参加したんですが、それ(総合優勝)を今後の就職に生かしていけるように頑張りたいと思います」

(笠岡地区消防組合/有岡尚造 救急救命士)
「普段から、自分の身のまわりで起こりうるケガや災害が、今後発生しうる可能性がありますので、きょうのような(大会の)内容を生かしていただけたらと思っています」

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