防災の話題をお伝えする「こつこつ防災」です。大規模な災害に備えます。中国・四国地方の警察官らが災害救助の連携を強化しようと、岡山県和気町で合同訓練を行いました。
(記者リポート)
「吉井川の河川敷です。倒壊した家屋や土砂に埋もれた車など、11カ所で同時に救出訓練が行われています」
訓練には中国・四国地方の9つの県の警察と陸上自衛隊などから約330人が参加しました。訓練は、吉井川が豪雨で氾濫し、大量の水や土砂が住宅街へ流れ込んだという想定です。
災害の状況に応じて適切に対応できるように、指揮所では救助活動の様子を映像で共有し、各県の警察や消防が連携して人員を配置するなどしていました。
また、川岸に取り残された人を助けるために水上バイクを使った訓練も行われました。
水上バイクは機動力が高く、2018年の西日本豪雨災害で活用されたことなどから2021年、岡山県警が導入しています。
救助された人はヘリコプターで助け出され、運ばれていきました。
(岡山県警察本部警備課/大橋幸生 次長)
「抽出した課題を克服するために、引き続き、技術的にも部隊の強化を図っていきたい」