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ハンセン病の歴史を後世に 長島愛生園に交流施設が完成 岡山・瀬戸内市

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 岡山県瀬戸内市の国立ハンセン病療養所「長島愛生園」に、入所者との交流や宿泊研修を目的とした施設「むつみ交流館」がオープンし、記念セレモニーが開かれました。

 「むつみ交流館」はハンセン病について学ぼうという人たちに研修などで使ってもらおうと造られました。

 14歳で入所し、75年間 長島愛生園で生活している中尾さんは「むつみ交流館」について――

(長島愛生園 入所者自治会/中尾伸治 会長)
「駐車場から見た東側の眺めというのは、古い寮が並んでいますし、新しい寮も建っています。ここから一望しただけで長島の歴史というのが見られるような」

 「むつみ交流館」には最大70人が宿泊できるようになっていて、台所などを備えています。

(記者リポート)
「こちらは段差が一切なく車椅子の方やお年寄りの方などあらゆる方が利用できるバリアフリー設計の部屋となっています」

 「むつみ交流館」を利用するには事前にHPなどでの予約が必要です。料金はかかりませんが、利用は研修目的などの場合に限ります。

(長島愛生園 入所者自治会/中尾伸治 会長)
「人が人を差別したということを知っていただきたい。ここに入ってきたらもう出られなかった。再びそういうことをしてほしくない。そういうことを伝えていきたい」

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