廃棄された備前焼をリサイクルしてできた土で新たな備前焼を作る陶芸教室が岡山県備前市で開かれました。
備前焼の工房、夢幻庵で開かれた教室には親子4組が参加しました。
(参加した子ども)
「お茶碗作っています。いつも使えるんで」
子どもたちが使っている土。実は、廃棄された備前焼が使われているんです。
製造過程で割れるなどした備前焼を0.05mmまで細かく砕いて土に練りこんでいます。こうすることで通常の土に比べて、焼き上げる時に縮みにくく、割れにくくなるということです。
子どもたちはこうしたリサイクルの過程を学んだうえで、土をこねて茶碗や皿などの形に整えていました。
5日に作った備前焼は、工房で仕上げ作業をした後、窯で焼き上げ、2カ月ほどで参加者の手元に届くそうです。
(参加した子どもは―)
「これで毎日ごはん食べられる~と思ってうれしかった。(Q.何杯くらい食べられそう?)うーん100杯! できあがったら持って帰って……即ごはん!」
「(Q.何を作った?)お皿!(Q.一番何をのせたい?)やっぱりサラダ! 朝ごはんでいつも出てくるから」