人口減少や高齢化が進む島の課題を体験しながら学ぶ「せとうち島塾」が丸亀市の島で開かれました。
観光のみにこだわらない地域活性化に向け、本四高速が2022年5月から社員向けと社外の人向けに開いています。
6回目となる今回は、県内外の20代から70代の19人が参加しました。
塾生たちは、丸亀港からフェリーで約35分、丸亀市の広島に到着。
塩飽諸島の最高峰、標高312mの王頭山に向かいます。
(瀧川奈津希リポート)
「山道はかなり急で険しくなっています。左右に草木が生い茂っていて歩いていくのは大変だなと感じます」
安全に歩ける登山道にしようと塾生はインストラクターを務める島民とともにはさみなどを使って草木を切っていきます。
(塾生)
「初めてです。腕が筋肉痛になりそうです。島でこういう学びの場があるのをご案内いただいて勉強しにきました」
手慣れた手つきの男性は――。
(塾生)
「かみさんの実家でよくやってるんで(笑) 手入れをする地元の方は大変だと思います、すぐ伸びてくるので。こういうことをすることで喜んでもらえるといいかなと」
山を登ると瀬戸内海を見渡せる景色が広がっていました。
(塾生)
「山道をきれいにすると自分の心もきれいになってさらに心洗われる感じがするので、参加してよかった」
(島塾インストラクター[島民]/東末男さん)
「島(だけ)でどうこうしようと思ったらなかなか難しいので、若い方が来てくれてきれいにしてくれるので、本当に助かってます」
(本四高速 広域周遊観光渉外部/鎌田美知 グループリーダー)
「こういうことを体験で学習しながら、みなさんで協力してやってもらいたいと思います」
塾生たちは、9日は広島の海岸で海ごみの調査や清掃などを行います。