高松市の玉藻公園で18日、AI技術を用いて観光客がオリジナルのガイドブックを作るイベントが開かれました。
この仕組みは、香川県の設立に貢献し“香川県独立の父”と呼ばれる中野武営をPRしようと、中野武営顕彰会が依頼し、香川大学創造工学部の学生がAIの画像認識技術を使って開発しました。
園内では、観光客が天守台にかかる鞘橋などを回って、スマホで写真を撮っています。玉藻公園のガイドブックには鞘橋など4カ所の写真が載っていますが、それを自分が撮った写真に差し替えることができます。印刷されたオリジナルガイドブックが観光客に手渡され、記念に持ち帰ることができます。岐阜からの観光客は「パンフレットを自分で撮るのは初めてなので結構楽しかったです」と話していました。
ガイドブックには、中野武営が大隈重信と一緒に撮影した園内の写真などと一緒に、武営の功績が紹介されています。
企画した香川大学生は「自分の写真が入ったガイドブックを持ち帰ってもらったら、中に書いてあることを見返してもらって中野武営のことを覚えてもらえるんじゃないのか」と考えて作ったと話しています。