道路交通法の改正に伴い、7月から基準を満たした「電動キックボード」は運転免許なしで乗れるようになります。これに先駆け、取り締まりにあたる警察官の研修会が岡山市で開かれました。
研修会には、岡山県の各警察署から約100人の警察官が参加しました。
法改正の内容を理解し、電動キックボードの操作や性能について知ることで適切な取り締まりを行うことが狙いです。
電動キックボードは、これまで原付きバイクに分類されていました。道路交通法の改正に伴い、7月1日から新たに設けられる「特定小型 原動機付き自転車」の区分に当てはまるものは、免許なしで乗れるようになります。
対象となるのは、「車体の長さが190cm以下、幅が60cm以下」で、「最高速度が時速20キロ以下」などの基準を満たす電動キックボードです。
車道の通行が原則で、ヘルメットの着用は努力義務となっています。また、16歳未満は運転できません。
岡山県警によりますと2022年、県内で電動キックボードの事故はありませんでしたが、2件の交通違反があったということです。
（岡山県警察本部 交通機動隊／今本創一朗 巡査部長）
「わりと（時速）20キロ体感で早く感じましたので、簡単ではあるんですけど危険な乗り物だなというふうに感じました」
（岡山県警察本部 交通企画課／今西信行 警部）
「この度の改正をしっかりと理解して適切に取り締まっていけるようにしたいと思います」
