Park KSBアプリに寄せられた疑問をもとにお伝えする「みんなのハテナ」です。今回は道路の「制限速度」がどのように決まっているかお伝えします。
「道路の制限速度ってどう決めているの?」(高松市 モモミルさん 45歳)
まず、道路にある「制限速度」が書かれた規制標識は警察が設置しています。では速度はどう決まるかというと――。
岡山県警などによりますと、新しく道路をつくる場合、まず、国や県、市などの道路管理者は、車線の数や歩道のある無しなど、道路の構造に基づき、ドライバーが安全に走行できる「設計速度」を出します。その後、「設計速度」をもとに警察、道路管理者、地元住民などが協議し「制限速度」を決定します。
ただ、一度決められた制限速度も、事故の発生状況や交通量などの実態に応じて見直されることがあります。
(記者リポート)
「総社市の種井と美袋を結ぶ国道180号です、道路には40という数字が消され、50という数字が新たに描かれています」
総社市の国道の一部では、2020年12月に制限速度が40キロから50キロに引き上げられました。
岡山市の県庁通りでは、2022年3月に制限速度を40キロから30キロに引き下げました。
2車線から1車線になった際、スピードを出しにくい、ややくねくねとした形状になったため、制限速度が下がったそうです。
岡山県警では、制限速度を守り安全に車などを運転をするよう呼び掛けています。