プロボクシングWBO世界フェザー級タイトルマッチが25日に東京都で行われ、岡山県総社市出身の清水聡選手(37)が世界王者に挑みました。王座奪取となれば国内男子で最年長となる挑戦に地元の総社市からは、熱い声援が送られました。
(記者リポート)
「清水選手の出身地、総社市昭和地区の公民館です。試合開始を前に高校ボクシング部の後輩や地元の人たちなどたくさんの人が応援に駆け付けています」
会場には約120人が集まり大一番を見守りました。
(清水選手の地元の人は―)
「世界タイトルマッチ挑戦するというすごい人を生み出した地区っていう、本当に地元民としては本当に誇りに思いますよね」
(小学6年生当時の校長/河合眞作さん)
「わくわくどきどきしています。がんばって!」
(関西高校ボクシング部の後輩)
「清水先輩がんばって下さい!」
東京都の有明アリーナで行われた世界タイトルマッチ。ロンドンオリンピック銅メダリストの清水選手にとって、プロ転向後初めての世界挑戦です。チャンピオンのロべイシ・ラミレス選手はキューバ代表としてロンドンとリオデジャネイロ2つのオリンピックで金メダルを獲得した実力者です。
試合は序盤からラミレス選手がガードを固め、低い体勢からアッパーなどで攻め込みます。清水選手もパンチを繰り出しチャンピオンの猛攻を防ぎます。
地元の観客も清水選手に大きな声援を送ります。
しかし、迎えた第5ラウンド。清水選手はチャンピオンの強烈な左アッパーをもらいダウン。立ち上がりましたが、続く攻めに反撃できずレフェリーが試合を止めました。
清水選手の夢は叶いませんでしたが、地元の観客からは清水選手に大きな拍手が送られました。
(清水選手の地元の人は―)
「これだけ盛り上がったのは、私も70歳になりますけど初めてですわ」
(関西高校ボクシング部の後輩)
「気持ち強くて最後まであきらめずに戦ってくれてすごいなと思いました」