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被害額は2022年の8倍以上 岡山県でインターネットバンキングを利用した不正送金の被害が急増

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 インターネットバンキングを利用した不正送金の被害が岡山県で急増しています。

 岡山県警によりますと、2023年1月から6月末までに確認されたネットバンキングの不正送金の認知件数は31件で、2022年の同じ時期の2件に比べて29件増えています。

 被害額は4851万4710円で、2022年の同じ時期の8倍以上になっています。

 手口は、ネットバンキングの口座に不正にアクセスし、その預金を第三者の口座に送金するもので、金融機関を装ったメールなどでフィッシングサイトに誘導し、IDやパスワードを盗み取るケースが増えているそうです。

 岡山県警サイバー犯罪対策課は、メールなどに記載されたリンク先のサイトにIDやパスワードを入力しないことや、ネットバンキングのログインを公式サイトからするよう呼び掛けています。

 警察庁と金融庁によると、ネットバンキングの不正送金は全国的に増えていて、2023年の被害件数は過去最多の2322件、被害額は約30億円です。(いずれも8月4日時点の暫定値)

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