食を通じて地域の活性化を目指します。岡山県で有数のキュウリの生産地、久米南町で廃棄するキュウリを使った料理の試食会が行われました。
スープにドレッシング、ジュースやカクテル、どれも曲がっていたり傷があったりして出荷に向かないキュウリを使った料理です。
試食会は地域の課題解決を研究している岡山市の中国学園大学、佐々木公之教授のゼミが企画したものでキュウリの生産農家ら約20人が参加しました。
レシピの開発は取り組みに賛同したANAクラウンプラザホテルの中野大輔総料理長が担当しました。
ゼミでは、出荷に向かないキュウリを有効活用して特産品を作るなど地域の活性化を目指しています。
(キュウリ生産農家)
「今まで食したことのない食感、食味ですね。大変おいしくいただきました。汗だくで作ったキュウリですから、捨てることなく有効に利用されるのが一番おいしいです」
ドレッシングやジュースはANAクラウンプラザホテルで19日から朝食で提供されています。
また学生らは今後インターネットなどでレシピを広く紹介するとともに地元の飲食店でもメニューに加えてもらえるよう働きかけるということです。
(中国学園大学 佐々木ゼミ/小林未来さん)
「キュウリの廃棄がいっぱいあることも知らなくて、こういった形になって活用できたことはうれしいです」