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猛暑や台風による影響で野菜の価格が高騰 風でぶつかり合い品質にも影響が 香川

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 最近の猛暑や台風による大雨や風の影響で、野菜の価格が高騰しています。

(記者リポート)
「こちらのお店では、去年の今の時季だと、キュウリ1本60円から70円くらいでしたが、現在は100円近くとなっていて、値上がりしています」

(新鮮市場きむら 青果部/五百﨑直人 統括バイヤー)
「暑さが続くと、畑で(野菜が)悪くなってしまったり、その結果、市場に出回ってくる数が激減しまして、全体の数量が少なくなることで、値上がりが発生します」

 価格のみならず品質にも影響が。

(新鮮市場きむら 青果部/五百﨑直人 統括バイヤー)
「(野菜が)風でぶつかり合いをして、傷がついた商品が増えてきたりします」

 台風の風によってナス同士がぶつかったり葉っぱですれることで傷ができたものもあります。

 主にキュウリを毎日500kgほど県内に出荷している香川県綾川町の「まつもと農園」では……。

(まつもと農園/松本稔さん)
「雨が降る時にはたくさん降って、降らなくなったらずっと降らないというのがすごく影響があって、例年でいえば、異常気象でかなり高温になって、夏野菜にとってもかなり暑すぎて、実が少ないというのが現状」

 異常な暑さの影響で、こちらのキュウリはくねっと曲がってしまっています。土の温度が高い状態が続き、根がやけど状態になって弱ってしまうことから、生育不良になってしまい、曲がったり大きくならなかったりするそうです。その結果、出荷できなくなるものが多くなり、出荷量が減っています。

(まつもと農園/松本稔さん)
「8月の台風の影響もあって、例年よりかは2割くらいは出荷量はかなり下がっているかなと。その上に、この高温で実が少ないというのも原因の1つかなと」

 香川県では、今後、天候の影響を受け価格が上がる可能性がある野菜もあるそうです。

 これから雨が降らない暑い日が続いたり、台風が多く発生したりすると、現在 植え付けを始めているキャベツやブロッコリーは植え付けできなくなり、出荷時期である11月から2024年の3月にかけて出荷量が減り、価格が上がる可能性もあるということです。

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