香川県産の小麦「さぬきの夢」を使ったうどん作りの技能を競う審査会が開かれました。
香川県などが毎年開いている「『さぬきの夢』うどん技能グランプリ」。17日の製品部門には「さぬきの夢」を使った生うどんや冷凍うどんなど予選を通過した18点が並びました。
うどんの形や光沢などの見た目に加え、コシやのどごしを確かめるため、審査員は1本1本口に運び審査していました。
香川県オリジナルの小麦「さぬきの夢」は2000年に誕生しました。生産量は増加傾向でしたが、新型コロナウイルスの感染が拡大して以降は消費が伸び悩んでいました。
そんな中、現在の「さぬきの夢」の後継となる3代目の品種を使ったテスト製粉が行われました。新たな「県産」小麦に「研鑽」を積んだうどん作りの技術が加わることで、消費を押し上げることが期待されています。
(香川県 農業生産流通課/古市崇雄 課長)
「毎年、技術レベルは向上していて、(さぬきの夢の)使い方みたいなところも技術レベルは上がってきている。さぬきうどんっていうのは国内を中心に流通しているが、さぬきの夢は国内に限らず海外の方にも展開していきたい」
19日は「ゆでうどん部門」の審査が行われ、結果は11月中旬に発表される予定です。