香川県まんのう町でチョコレートの製造などをしている会社が、フランスで活躍するパティシエと共同で新商品を開発しています。
開発しているのは、チョコレートムースとクッキーのような食感の「パレ」。フランスの伝統的なスイーツです。
まんのう町でチョコレートの製造などをしている「SUNNYSIDE」は、これらを日本人の口に合うものにして販売することを目指し、半年前から商品開発を進めてきました。
16日は報道陣に試作品が振る舞われました。
(山下佳乃リポート)
「(チョコレートムースを試食)中でトロっととろけていく。舌触りが滑らかなので、チョコレートの香り、甘さ、苦味がしっかりと効いていて、絶妙なバランスをとっている」
(パティシエ/カトリーヌ・ブレアさん)
「(通訳)チョコレートの原材料や製造方法はうまくいったので感動している。きょう完璧なものが作れなかったら、食べられないことになってましたよ」
監修したのは、フランスのパティシエ、カトリーヌ・ブレアさん。
香川県の会社とブレアさんをつないだのは、「誰もが働ける場所」を作りたいという思いでした。
(SUNNYSIDE/多田周平 社長)
「フランスでブレアさんがやられていることがとても刺激的で。障害を持たれている方、いわゆるハンディキャップを持たれる方を雇用したり、豊かな自然と共に働く、ものを作るっていう姿勢、そこにすごく興味があって」
ブレアさんは、フランスで「パレ」を製造する工場を作り、ハンディキャップがある人を雇用しています。
サニーサイドもこのチョコレート事業を成功させ、誰もが働ける場所づくりを実現させたいとしています。
2024年1月の販売開始を目指していて、18日には一般向けに試食会が行われます。(午前11時から午後3時まで)
(SUNNYSIDE/多田周平 社長)
「今の(試作品を)点数で付けると75点。皆さんに食べてもらって、その声を聞いてその点数を上げていきたい」