気温が下がり、鍋がおいしい季節となりました。鍋に欠かせない「野菜」は高騰が続いていましたが、ここにきて価格が少し落ち着いてきています。
(松木梨菜リポート)
「今月上旬の季節外の暑さから一変して、この時期らしい気温となりました。日中でも風が冷たく感じられます」
寒くなると食べたくなる鍋ですが、気温と鍋のニーズに関するデータがあります。
民間の気象予報会社ウェザーニューズの調査によると、最高気温が18℃以下になると鍋を食べたくなる人が過半数になるということです。
実際に岡山市と高松市のこの1週間の気温をみてみると、ほとんどの日で18℃を下回っていて、鍋のシーズンといえます。
(松木梨菜リポート)
「ニーズが高まる中で鍋に欠かせない野菜の価格は今、落ち着いてきています」
(ゆめタウン/廣瀬伸作 支配人)
「野菜でいうと、全体で見たらかなり高い時期があったんですけど、ここにきてやっと値段が落ち着いたものもありまして」
たとえばこちらでは、4分の1サイズのハクサイは、夏の時期に最高値が178円でしたが、21日は96円。ダイコン1本は、夏の時期に最高値が298円でしたが、現在は214円と例年並みの価格になったということです。これから旬を迎える春菊も、2022年は198円でしたが、現在は193円と2022年を少し下回っています。
ゆめタウンは、葉物野菜の価格が落ち着いたのは、10月に高温が続いたため生育が良く、出荷量が増えたためとみています。
こうした変化に買い物客は――。
(買い物客は―)
「高い時はその中でも安いものを選んで(鍋を)しようと思うんですけど、値段が下がってきたら、いろいろ食べたいものを買おうかなと。これから落ち着いてくれるとうれしい」
一方、白ネギは高騰しています。1束258円で例年の1.3倍ほどです。
(ゆめタウン/廣瀬伸作 支配人)
「白ネギについては、まだ高値が続きそうな雰囲気で、先週の寒波で産地の方が出荷が遅れていることがありまして」
ゆめタウンでは、ハクサイなどの葉物については年末まで例年並みの価格で推移するとみて、売り上げに期待しています。
(ゆめタウン/廣瀬伸作 支配人)
「(売り上げは)一気に例年に戻った感じですね。それまではお鍋の需要が出にくい気温で推移してましたので、大変期待しております」