高松市の博物館で、和三盆作りの道具やその写真を展示した企画展が開かれています。
高松市の四国村ミウゼアムのギャラリーには、写真家の新津保建秀さんが1年以上かけて撮影した写真が並んでいます。
写っているのは、香川県の特産「和三盆」を作るときに使われてきた道具です。
砂糖の角を取って丸くするために使う「アラレケンド」というふるいの使い込まれた網目の質感などが分かる写真と実物を展示することで、その歴史を感じることができます。
四国村ミウゼアムでは、砂糖作りにまつわる900点以上の道具を収蔵していて、国指定の重要有形文化財に指定されています。
新津保さんは職人のもとを訪れて実際の和三盆作りの様子も撮影していて、現代に受け継がれる手仕事と道具の持つ歴史、過去と現在の時間の重なりを感じられます。
企画展「時のてざわり」は2月25日まで四国村ミウゼアムのギャラリーで開かれています。