香川県の池田豊人知事は29日の会見で、「黒松盆栽」のアメリカへの輸出を解禁するため、高松市と働きかけを強める考えを示しました。
池田知事は1月25日に、高松市の大西市長とともに、検疫の課題解決に向けてアメリカと協議を始めるよう国に要望しました。
高松市の鬼無・国分寺地区は、松盆栽の生産量が全国シェアの8割以上を占めています。
黒松盆栽については、2020年にEUへの輸出が解禁されましたが、アメリカへは病害虫に対する懸念から禁止されています。
(香川県/池田豊人 知事)
「今の時点からEUの時にとったデータを整理して、米国との検疫協議に備えていきたい」
香川県は、輸出が解禁されれば、香川県からアメリカへの盆栽の輸出本数・金額が、現在の10倍以上になると見込んでいます。