岡山市が整備を検討している新アリーナについて、大森雅夫市長は、新年度の当初予算案に関連予算を盛り込むかの判断を2月に持ち越す考えを示しました。アリーナ整備を巡っては、岡山県が参画するかどうかの態度を明らかにしていません。
(岡山市/大森雅夫 市長)
「率直に言うと残念。昨日『1月中の回答はしないよ』と県からおっしゃってきたところであり、これからどうするかというのは何も決まっていない」
岡山市は、北区野田の市営住宅の跡地にバレーボールやバスケットボールのトップリーグの参入条件を満たす新しいアリーナの整備を検討しています。総事業費は145億円としています。
岡山市は、岡山県に対して計画に参加するよう求め、1月中に見解を示してほしいとしていました。
市によりますと、1月も担当者の間で協議を重ねましたが、県は「法的根拠がない中で、県に負担を求める理由を示してほしい」などとしていて、最終的に参画するかどうかの回答は得られなかったということです。
大森市長は、岡山県総合グラウンドにある「ジップアリーナ岡山」は国の補助を受けながら県と市で費用を負担したことを挙げて、県の協力を求めました。
(岡山市/大森雅夫 市長)
「ある面、一緒にやったジップアリーナの補完施設という位置づけもできるが、そういう趣旨からみると一緒にやるべきだと思いますし、そういうお誘いをしている」
岡山市は2月中旬にも新年度当初予算案をまとめる予定で、新アリーナに関連の費用を盛り込むかどうかはそれまでに判断するとしています。