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増加傾向にある不登校の児童・生徒を支援 香川県教委が教職員向けの手引きを作成

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 増加傾向にある不登校の児童・生徒を支援しようと、香川県教育委員会が教職員向けの「手引き」を作りました。

 香川県の学校関係者、保護者、専門家らでつくる協議会で、県教委が手引きの案を示しました。

 手引きでは、自治体の教育支援センターや民間のフリースクールなど、不登校の児童生徒を支援する機関を紹介しています。教職員に、その子の悩みや不安に応じた選択肢を増やしてもらうのが狙いです。

 委員からは、「『不登校をなくす』ことや『登校』を目標とするような表現は控えるべき」、「登校しなくても素敵な将来につながる事例を盛り込むべき」などの指摘がありました。

 県教委は、13日の意見を踏まえて表現などを修正し、2024年5月中には県内の公立小中学校に手引きを送る予定です。

(香川大学 教育学部/宮前淳子 准教授)
「この子にはどういう支援機関がいいのか、どういった場所であれば安心していられるのか。まだまだ先生にとって分かりにくいところが多かったように思う。安心して学習できる在り方を一緒に考えていくことが大事かなと思っています」

 香川県の小学生から高校生では、2022年度2234人が不登校となっていて、前の年度より約2割増えています。

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