岡山県吉備中央町の浄水場から国の暫定目標値を超える有機フッ素化合物が検出された問題です。地元の有志で作る団体などは、円城浄水場の水源だった河平ダムを管理する岡山県に対し、ダムの水の浄化などを求める要望書を提出しました。
岡山県が2023年10月と12月に行った調査によると、河平ダムの下流で国の暫定目標値の約9倍の有機フッ素化合物が検出されました。
河平ダムの水は一連の問題が発覚するまで水道水として利用されていました。
要望書では、ダムの浄化対策に早急に取り組むことや、ダムの水を水道水として使えなくなったことについて原因を作った相手に損害賠償を請求することなどを求めています。
(円城浄水場PFAS問題有志の会/小倉博司 代表)
「汚染水が下流域に流れること極めて危惧しているということです」
(岡山県 土木部/原田昌樹 次長)
「浄化を一気にというのはなかなか技術的にも課題が多いので、まずは発生源を特定して、そこの対応をするのが優先かなと思っています」