17日夜、愛媛県と高知県で震度6弱の地震が発生しました。震度6弱を観測した高知県宿毛市では、図書館の本が棚から落ちたり、居酒屋でグラスが割れるなどの被害が出ています。
(記者)
「住宅を支えていた擁壁がすべてはがれて崩れて落ちてしまっています」
(住人)
「明け方の7時半ごろに気づきました。夜は音が無かったので気づかなかったんですけど、びっくりしましたね、一言で言うと」
高知県の西部に位置する宿毛市です。一夜明けて、飲食店では片付けに追われる人がいました。
(居酒屋の店主)
「(Q.どんな状態だった?)揺れがすごかった。古い壁がばたんと落ちて」
別のお店では……。
(記者)
「こちらの居酒屋では、瓶ビールやビールジョッキなど、すべてが落ちて割れてしまいました」
(居酒屋の店主)
「(地震の時)店は閉めとった。朝来るとき不安で、どうなっているんだろうと、周りもみんなパニックになっていて、来た時にやっぱりこうなっていたかと」
片付けをしながら、先の見通せない状況に不安が募ります。
(居酒屋の店主)
「予約も入っちょったけん、きょうとあす。それもほとんどキャンセルやと思うんで、この辺の商売人はみんな辛いと思いますよ」
また、市の図書館では地震の影響で本棚から多くの本が落ちました。18日は臨時休館にして職員らが棚に戻す作業に追われていました。
(記者)
「こちらの学校の入り口では、地面にひびが入ってしまっています」
この地割れの影響で地面に段差ができ、学校の扉が開きづらくなっていました。
(宿毛小学校/段松淑子 校長)
「本当に大きな地震だったと思いましたが、幸いなことに、今のところ子どもたちにもけががなかったということはなにより」