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南海トラフで津波の影響は? 東日本大震災からまもなく11年…地震の避難を考える 岡山・香川【こつこつ防災】

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 防災の話題をお伝えする「こつこつ防災」。

 岡山・香川では南海トラフ地震の揺れだけでなく「津波」による被害が懸念されています。皆さんは実際にどのような津波が来るか、イメージできていますか?

 東日本大震災からまもなく11年。今回は南海トラフ発生時の行動について考えます。

南海トラフ発生を想定した津波のシミュレーション

 南海トラフ地震が発生した場合、津波は東は紀伊水道、西は豊後水道を通って瀬戸内海に入っていきます。

 津波が押し寄せる様子のシミュレーションをみてみると、香川県で最も早く津波が到達するのは東かがわ市で、地震発生の1時間後とみられています。ただし、津波は第1波より、第2波以降が高くなることも想定されています。

(香川県危機管理課 南海トラフ地震対策グループ/宮本拓幸さん)
「香川県の沿岸部では3~4メートルの高さの津波になる恐れがあります。最大の津波高が発生した後、津波は6時間を過ぎても断続的に押し寄せる想定となっています」

 最大クラスの南海トラフ地震が発生した場合、香川県では高松市で3.8メートル、小豆島で3.7メートル、岡山県では玉野市で2.8メートル、備前市で2.9メートルの津波が想定されています。

 高松市の沿岸部で津波が来たときのシミュレーションでは、一気に水が押し寄せてきて車も流されています。

(香川県危機管理課 南海トラフ地震対策グループ/宮本拓幸さん)
「30センチだったら避難するのが難しくなる。50センチになったら車も流されるような形なので、30センチと言ったらイメージとしてはちょっとなんですけど、命に危険が及ぶような高さと考えていただければと思います」

「地図上でこの範囲だったら何分後に30センチになりますというのを示した図を県のホームページで公開してるんで、どれくらいで来るのか見ていただけたらと思います」

津波が来る前に浸水が始まることも…

 また、地震で液状化などが起きれば、津波が来る前から浸水が始まる恐れもあります。沿岸部ではなくても、地震によって河川の堤防が崩れて浸水することも考えられます。津波が河川を上っていく可能性もあります。

 最大クラスの南海トラフ地震が発生した場合、香川県は津波による死者が4600人にのぼると想定しています。ただし、地震後すぐに避難をすれば、その数を大幅に減らせるとしています。

(香川県危機管理課 南海トラフ地震対策グループ/宮本拓幸さん)
「地震発生後すぐに避難した場合、死者数はおよそ23分の1に軽減されると試算されています。事前にイメージしておくかどうかで避難する時の気持ちが変わってくるので、津波が来たときにはどういうふうになるのかをイメージしていただいたら、逃げやすくもなるかなと思います」

 岡山・香川は南海トラフ地震の発生から津波が到達するまでに「1時間」あるとされています。この「1時間」を有効に使えるように、行動をイメージしておくことが大切です。



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