高校野球・岡山大会は24日でベスト4が出揃いました。1年夏から決勝のマウンドに立つ倉敷商のエースが登板です。
2023年まで5年連続で夏の決勝に進んでいる倉敷商。エースナンバーを背負うのは3年・和田虎之介。1年夏からマウンドに上がってきましたが過去2年、決勝の舞台で涙を流してきました。
悲願の優勝へ、思いを背負い。準々決勝、金光学園との1戦。
先発マウンドを任された和田は1回を三者三振に打ち取り、上々の立ち上がりをみせます。
和田を援護したい倉商ですが、金光の髙橋が気迫のピッチング。3回までノーヒットに抑えられます。
するとその裏、和田は1アウト満塁のピンチで、金光の3番、キャプテンの三宅に2点タイムリーを許します。和田はこの試合、5回2失点でマウンドを降ります。
追う倉商は7回2アウト1,2塁のチャンス。しかし代打・2年の和田俊輝が倒れ、1点が遠い倉敷商。
さらに1点を追加され迎えた9回。先頭バッターの佐々岡がツーベース! しかし……。
これまでの先輩の想いも背負い集大成として迎えた3年の夏は、準々決勝で幕を閉じました。【金光学園 3‐0 倉敷商】
(倉敷商/和田虎之介 投手[3年])
「伝えてもらった分のものを返してあげることはできなくて、いい形で終わりたかったんですけど、いろいろなところで成長させてもらって、ここで負けたのもこれからの人生につながるようにしていきたい」