悲願のJ1昇格に王手です！ サッカーJ2ファジアーノ岡山は1日、プレーオフ準決勝で山形に勝利しました。
2年前のプレーオフで敗れた相手とのリベンジマッチ。決戦の地・アウェー山形には1000人近いサポーターが集まりました。
（サポーターは―）
「（2年前の）借りを返しに来ていますんで、のしをつけて返します」
「岩渕選手ゴールしてね～」
クラブの合言葉は「全員で勝つ」。山形に来られなかったサポーターの寄せ書きも飾られました。遠く離れた岡山ではパブリックビューイングに約600人が集まりました。
（サポーターは―）
「（Q.ファジアーノ応援してるの？）うん。勝つと思います」
「（Q.きのうは寝られなかった？）そうなんですよ。寝られないでしょ、朝3時に目が覚めた」
「全員で勝つ！」。ファジアーノの元選手で広報大使を務める椋原健太さんやクラブの創設者、木村正明さんらも岡山から見守りました。
現地から、そして岡山から全員で挑む、夢舞台。ファジアーノは前半31分、一美のポストプレーから、パスを受けた本山。2年前のプレーオフにも出場し、悔しい思いをした本山が、大一番で先制ゴール！ 大きな大きな先制点をもぎ取ります。
するとその3分後、コーナーキックがこぼれたところに木村。木村が豪快に振り抜いたシュートは岩渕に当たってコースが変わり、追加点を奪います。
後半、山形の選手が1人退場し、数的優位に立ったファジアーノ。
39分、木村が今度はスルーパスに抜け出してシュート！ ダメ押しの追加点で勝負あり。
3ゴールで見事にリベンジを果たしたファジアーノ。プレーオフ決勝は12月7日、ホームで仙台と対戦します。
悲願のJ1昇格まであと1勝です！！
（先制ゴール／15 本山 遥選手）
「（2年前）山形さんに完膚なきまでに叩きのめされて本当に悔しい思いをしましたし、本当にきょう勝ててうれしい」
（サポーターは―）
「やりました！ よし！！ まさか（本山）遥があんな上手いシュート打つとは」
「本山選手が先取点とは思いませんでした。めちゃくちゃうれしかったです」
「J1昇格します！」
「感極まっていました、ついつい。すごく興奮しました。どきどきしていたので、2年前の悔しさを3－0で返せてうれしい」
「2年前は本当に悔しくて、その屈辱を返してくれました。選手たちが（決勝は）ホーム行って、声枯らします」
（ファジアーノ岡山／木村正明 オーナー）
「ホームで決勝を迎えられるということはとても大きいと思うので、12月7日が岡山の歴史に残る1日になるように、皆さんで力を与えていただきたい」
