香川県坂出市出身の詩人・池井昌樹さんの作品展がふるさと・坂出市で開かれています。作品展では池井さんが詩を詠むきっかけとなった画家の絵も展示されています。
坂出市の会場に並ぶ池井さんの詩。一緒に展示されているのは画家・谷内六郎さんの絵です。
作品展の初日には池井さんが会場を訪れました。池井さんは中学2年の時、谷内さんが描いた週刊誌の表紙の絵に心を奪われたそうです。
(詩人/池井昌樹さん[71])
「私は日記さえ満足につけられなかった人間、生徒だったから国語も苦手だった。そういう生徒が生まれて初めて自分の意思で鉛筆を取って、自分の意思で詩のようなものを書き記したんですよ」
谷内さんの絵に触発されて詩を書き始めた池井さん。作品展では、谷内さんの絵に合わせて詠んだ詩を展示しています。
(訪れた人は―)
「読んだらその時の音だとか、においだとか、あるいは空気感だとかが伝わってくる」
この作品展は坂出市のかまどホールで12月29日まで開かれています。