高松市にある障害者施設に契約を解除された利用者らが利用の継続などを求めた裁判が始まりました。
裁判を起こしているのは、高松市三谷町にある知的障害者の入所施設「ウインドヒル」に契約を解除された利用者8人らです。
「ウインドヒル」では、職員の大量退職を理由に2023年9月、利用者9人が契約を解除され、その後1人が亡くなりました。
訴状によりますと、8人は利用の継続と補償、亡くなった1人の両親は補償を求めています。
18日、高松地裁で開かれた第一回弁論で被告側は書面で「職員の新規募集や行政機関への協力要請など、サービス提供の継続のために努力したが、やむを得ずとった措置であり、契約解除は有効である」などとして争う姿勢を示しました。