2024年10月の衆議院選挙の選挙期間中の演説を巡り、岡山4区で当選した柚木道義議員ら2人が事実をゆがめて公表したなどとして公職選挙法違反の疑いで刑事告発されました。2人は「法律違反には当たらないと考えている」と反論しています。
告発したのは、麗澤大学の川上和久教授らです。
告発状によると、柚木議員は2024年10月、倉敷市で街頭演説中に同じ選挙区に立候補していた橋本岳・前議員のことを「セレブ選挙」と言われているなどと表現し、これは事実をゆがめて公にしている、公職選挙法の事実歪曲公表罪に当たると訴えています。
また立憲民主党の最高顧問・枝野幸男衆院議員が応援演説で、橋本さんが不正な支出をしているかのような話しをして事実でないことを公にした、公職選挙法の「虚偽の事項公表罪」に当たるとしています。
岡山県警は9日付けで告発を受理したということです。
川上教授は橋本前議員から演説の様子が動画サイトに投稿されていると相談されて今回の告発に至ったと説明しています。
柚木議員と枝野議員はKSBの取材に対して、告発内容を承知していないとした上で「公職選挙法違反にあたる演説はないと考えている」とコメントしています。