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最高スコア298!ボウリングの全日本大会で優勝の小学生 強みは「球のスピード」 高松市【こどもミライパーク】

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 1970年ごろにブームになったボウリング。高松市には満点にわずかに足りない298を最高点を持つ小学生がいます。

 気合を入れる時はいつも同じ髪型。お茶目な表情を見せる彼女ですが、ボウリングをすると……ナイスストライク!

 高松市に住む小学生ボウラー・河野伊織さん(小5)です。小学1年生の時にコロナ禍で家族と一緒に楽しめることを、と両親と一緒にボウリングを始めた河野さん。

 ボウリング場の常連客が褒めてくれるのが嬉しく、練習を続けた結果、小学2年生の時に大会初出場ながら、中四国ジュニア選手権の小学生以下の女子の部で準優勝、さらに2024年7月の全日本大会では、小学4年生女子の部で優勝。最高スコアの選手に贈られる「ハイゲーム賞」も受賞しました。

(小学生ボウラー/河野伊織さん[小5])
「強そうな子もいて最初『優勝できるかな?』と思っていたけど、練習の成果が出せて優勝することもできたから、次の全小(2025年8月)でも優勝して2連覇したいなと思っている」

 河野さんは週に2、3回ほど高松市屋島西町にある「MG-BOWL」で練習に励んでいます。指導するのは、「MG-BOWL 屋島店」の支配人で、プロボウラーの増田裕介さんです。

(MG-BOWL 屋島店 支配人/増田裕介 プロ)
「負けん気が強いというか、他の会員さんと投げる時にしても、負けたくないというオーラがすごく出てきた」

 アベレージ180を出すという河野さん。強みについて、増田さんは「球のスピード」だと話します。

(MG-BOWL 屋島店 支配人/増田裕介 プロ)
「助走の部分、ちょっと小走り気味に歩いているっていのもあって、スイングそのものも大き目のスイングをしてリリースの手も大きいですし、その分スピードが出ている」

 投球の安定性やコントロール性を高めるには、「自分の手に合ったボール」を使うことも大切です。河野さんは自分の指の太さや手のサイズに合わせたマイボールを3つ持っています。

 そのうちの一つは……

(小学生ボウラー/河野伊織さん[小5])
「これは自分で買った。自分で貯金を貯めて買ったやつ。(Q.いくらしたの?)3万……?(Q.すごいね!)自分のお金で買ったやつやし、宝物」

課題は「レーンを読む力」

 この日の河野さんは、どこか悔しそうな表情。

(小学生ボウラー/河野伊織さん[小5])
「全然良くない。力が入っている」

 プレーを見てみると、中心の左側にある2番ピンや右奥の10番ピンが残っていることが多くあります。

 これについて増田さんは―

(MG-BOWL 屋島店 支配人/増田裕介 プロ)
「レーンを読む力、これはこれからやっていかないといけない課題になってくると思います」

 レーンには、ファールラインから中央辺りまで「オイル」が塗られていて、球が真っ直ぐ進むようになっています。一方、ピンの手前は塗られていないため、回転を加えていると球が曲がります。

 今回の場合、真ん中にオイルが厚めに塗られていたため河野さんの想定よりもボウルが曲がらず狙った場所にいかなかったということです。もう少し右にボールを投げた方がよかったということです。

(MG-BOWL 屋島店 支配人/増田裕介 プロ)
「これから200、210とだんだんと(アベレージが)上がっていく。そのためにはレーンの油の読みっていうのをしっかりとやっていく必要があるだろうなと思います」

 4月、小学5年生になった河野さん。目標は?

(小学生ボウラー/河野伊織さん[小5])
「今ハイスコアが298なんですけど、5年生になったら300取りたい。(Q.将来の夢は)子ども達に優しくて教えてあげられるプロになりたい」

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