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徳島文理大学がマルコメと共同で大豆栽培を研究へ さぬき市の旧キャンパスを活用 香川

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 「大豆」の栽培に向け共同で研究します。JR高松駅前にキャンパスを移転した徳島文理大学がさぬき市の旧キャンパスを活用して、老舗みそメーカーと共同で大豆の水耕栽培の研究を進めることになりました。

(徳島文理大学/村崎文彦 理事長)
「マルコメ株式会社様と共に共同で研究が行えること。さぬき市にございます、志度のキャンパスを活用するという一石三鳥、四鳥にもなるプロジェクトかと思っております」

 徳島文理大学と老舗みそメーカー「マルコメ」が協定を結び、大豆の水耕栽培の研究を共同で進めることになりました。

 栽培にはさぬき市にある徳島文理大学の旧キャンパスを活用し、理工学部の教室など6aで行われます。

 なぜ今、大豆の栽培について研究するのか……

(松木梨菜リポート)
「みその原料として使われる大豆はほとんどが輸入品で国産大豆の生産に期待しています」

 大豆は国内自給率がわずか6%で、そのほとんどをアメリカやブラジルなどからの輸入に頼っています。

 天候の影響を受けやすいため生産が安定せず生産者の収益が安定しないことが自給率が低い要因とされています。

(マルコメ/青木時男 社長)
「食料安保の観点からしましても、付加価値が高い大豆を供給していく仕組みができあがればと」

 徳島文理大学の山本博文教授とマルコメが共同で行う大豆の水耕栽培は、LEDの光と光合成の能力を高めるといわれる点滅する光「パルス」をあてて農薬を使わず約3カ月で収穫できます。

 国内の露地ものと比べ同じ栽培面積で最大で2.6倍の量を1回で収穫できるとしていて今後、低コストで安定的な生産を目指します。

 栽培に関する基礎技術・研究を主に大学側が、量産化に向けたシステムの構築を主にマルコメが担う予定です。

(マルコメ/青木時男 社長)
「農業の新たな時代の幕開けになってくるかなと。夢をふくらませているところでございます」

 3年後に年間2~3tの収穫を目指します。

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