動物性食品を使用・摂取しないヴィーガンの選択肢拡大に取り組むNPO法人・ベジプロジェクトジャパン(東京)は、大阪・関西万博2025で5月10日に「未来の食 ヴィーガン・プラントベースアカデミー」を開催します。香川県の伝統産品・和三盆がこのイベントに登場し、「ヴィーガン対応の和三盆」を世界にアピールします。
和三盆は四国東部に伝わる砂糖で、伝統的製法では脱色するとき動物性活性炭の「骨炭」を使わないのが特徴です。東かがわ市のベンチャー企業・竹蔗(ちくしゃ)が天然由来の栄養素と和三盆を使った菓子を作り、ヴィーガン認証を受けたことから、万博プログラムへの参加が決まりました。
イベントには、菓子木型職人の市原吉博さんが参加し、和三盆100%で作る干菓子の型打ちを体験でき、ほどけるような食感を味わえます。
会場はORA外食パビリオン「宴~UTAGE~」2階で、開催時間は午前11時から午後9時です。和三盆の紹介のほかにも全国から5つの団体が参加し、おからを使ったヴィーガンスナック菓子の試食や、台湾のヴィーガン商品の紹介、ヴィーガンについての短編動画の上映などがあります。
竹蔗代表の岡田峻明さんは「伝統和菓子の和三盆に“ヴィーガン“という注目すべき価値があることを世界に発信したい」と話しています。