帝国データバンク高松支店が四国の企業に2025年度の業績見通しを尋ねたところ、「増収増益」を見込んでいる企業は21.2%で前年度を0.6ポイント下回りました。一方、「減収減益」を見込んでいる企業は18.4%で前年度を5.4ポイント下回りました。
業種別にみると、増収増益が減収減益を上回ったのはサービス業、製造業、運輸・倉庫業、不動産業で、逆に減収減益が増収増益を上回ったのは小売業、卸売業、建設業でした。
業績予想を上振れさせる材料で最も多かったのが「個人消費の回復」(35.1%)でした。逆に下振れ材料として「個人消費が一段と低迷」(34.0%)を挙げた企業もいました。
帝国データバンクでは「情報サービス業や人材派遣業などはデジタル化や労働市場の構造変化で成長が期待されるが、世界経済の減速懸念や人手不足など逆風を受けやすい業種は厳しい見通し」と分析しています。
調査は2025年3月、四国に本社がある1197社を対象にインターネットで行い、362社から回答を得ました。