高等裁判所、地方裁判所、家庭裁判所の違い、わかりますか? それぞれの裁判所の役割を知ってもらおうと、高松市で裁判所ツアーが開かれました。
法学部を目指す高校生など法律に興味がある24人が参加しました。
まずは、大きな事件があった時に裁判員裁判で私たちと関わりがある地方裁判所からです。
(高松地方裁判所/池内継史 裁判官)
「よく裁判官は常識がないと批判されることがあります。そこで、(裁判員裁判では)みなさんの教えを拝借するという形で参加いただいて」
参加者は実際に裁判官や裁判員などの役で架空の事件の模擬裁判を行い、裁判の流れや市民が裁判に参加する意義について学びました。
続いては、高等裁判所です。ここでは地方裁判所や家庭裁判所の判決に不服があった場合の申し立て、「控訴」を取り扱うことなどの説明を受けました。
参加者は本物の法服を着ての写真撮影も行いました。
そして最後に、少年事件などを取り扱う家庭裁判所の役割を学びました。
(参加者は―)
「将来、大学で法学部を目指しているのでいい経験になったんじゃないかと思います」
「具体的な裁判の仕組みへの理解が自分の中で深まったと思いました」