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救助する側の命も守れ 香川県警が水難救助訓練 全国に9人のみ「警察庁指定のエキスパート」が指導

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 水難事故では「救助する側」が巻き込まれるケースもあることから、香川県警が17日、安全に救助活動を行うための訓練を行いました。

 香川県内で浸水があった際、救助活動を行う警察官が参加しました。

 指導するのは、全国に9人しかいない警察庁指定の災害対策のエキスパート「広域技能指導官」です。

(香川県警本部/豊島 崇 広域技能指導官)
「ペアプレイ精神で頑張ってください。行きますよ」

 まずはボートの操縦訓練です。浸水した地域に取り残された人を速やかに探すことを想定し、オールの使い方を意識して漕ぎました。

 続いては、ボートから落ちるなどして水に入ったことを想定した訓練です。参加者は服を着たままプールに入り、どれくらい泳ぎにくいかを体感しました。

 特に、刃物を防ぐためのジャケットや拳銃、無線機を装備している状態だとすぐに沈んでしまいます。こうした場合でも、ライフジャケットを着用していると、沈みにくいことを確認しました。

 また、溺れている人にロープを投げて助けるなど、さまざまな救助活動を想定した訓練を行いました。

(参加した警察官は―)
「実際に災害があった時にはどんな状況でも県民の方を守れるように、しっかり今後も訓練を続けていきたいなと思いました」
「こういった装備資機材を使うことで、より安全を高めて県民の方の命を守ることにつながると実感しました」

(香川県警本部/豊島 崇 広域技能指導官)
「まずは危険性を理解して、正しい現場での判断をできる地域警察官が1人でも多く増えたらそれに越したことはありません」

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