岡山市で地域のボランティアなどが赤ちゃんのいる家庭を訪れる「こんにちは赤ちゃん事業」による訪問が、10万人目を迎えました。
24日は岡山市の地域ボランティア「愛育委員」が、2025年4月に生まれた竹田莉望ちゃんとお母さんのもとを訪れました。
2008年に全国で始まったこの事業。岡山市では現在、愛育委員のうち460人あまりが生後4カ月までの乳児がいる家庭を訪れていて、24日で10万人目を迎えました。
愛育委員は絵本や子育て情報の資料を渡し、お母さんの悩みを聞きます。
愛育委員「困っているなとか、こういうことはどうなんだろうということはありますか」
お母さん「今後の離乳食の始め時とか進め方がどうなのかなって、今からそわそわしています」
(お母さん)
「家の近くにプロの方がいてくださるのはすごく安心。不安な時にはぜひまた声を掛けさせていただきたい」
日本の出生数は2024年に初めて70万人を割りました。岡山県でも2024年の出生数は過去最低の1万926人で、2011年以降減少が続いています。
岡山市は今後もこの事業を通じて子育て世帯と地域のつながりを作り、子どもを生み、育てやすい自治体を目指すとしています。
(愛育委員/藤田美智子さん)
「誰に手伝ってもらうこともなく手探り状態で育ててきた思いがあったから、少しでもお母さんの役に立ってもらえばなという思い」