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公共交通の空白地帯の助けに AI活用の予約型乗り合い交通「のるイコつやま」実証実験がスタート 岡山・津山市

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 公共交通の空白地帯をつくらないよう、AIを活用した予約型・乗り合い交通を導入する津山市。3月1日、実証実験が始まりました。

 実証実験が始まったのは津山市がタクシー会社などと協力して導入する予約型・乗り合い交通「のるイコつやま」です。

 実験は津山市の加茂、阿波、勝北、久米の4つのエリアで行われます。

 利用者が電話やWEBで乗り降りしたい場所や時間を事前に予約すると、AIが他の予約なども考慮した上で効率的な配車やルートを選びます。

 大人運賃は電話予約の場合300円、そのうち運転免許を自主返納した人と後期高齢者は100円です。

 自宅などに迎えに来てもらい、指定した場所まで乗せてもらえるため、市は循環バスなどの一般的な公共交通がフォローしにくいエリアでも便利に使えるとしています。

 乗り合わせた利用者らは車で30分ほどのレストランに到着しました。

 実は5人は近所に住む友人で、実証実験を知り「せっかくだからみんなでランチを食べに行こう」と計画したということです。

(利用者は―)
「戸口から戸口ですから、非常にいい、ありがたい」
「乗ってみて、なかなかちょっとした旅行気分じゃないけど、こうやってみんなで一緒に来られてよかった」

(津山市 商業・交通政策課 野條泰嗣さん)
「交通空白地というか路線バスとかが行かなかった所とかに『のるイコつやま』が運行するので、地域の方はもちろん地域を訪れた方も使っていただいていろいろな所に行っていただければ」

 津山市は「のるイコつやま」について2024年度中の本格運行を目指しています。

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