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吃音当事者が香川大学で出前授業 教員を目指す大学生に自らの体験語る

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 話すときに言葉が滑らかに出てこない発話障害、「吃音」の当事者が、教員を目指す香川大学の学生にどんな配慮が必要かを伝えました。

(吃音当事者 カフェ経営者/奥村安莉沙さん[33])
「もし『バンジージャンプ飛んでください、命綱なしで』って言われたら飛びたくないじゃないですか。それと同じで私たちもこうやって人前で発表するのはバンジージャンプみたいなものなんです」

 吃音の当事者とその保護者合わせて22人が吃音について理解を深めてもらおうと開いた出前講座です。大学生や社会人の4人の当事者が、香川大学教育学部の学生約50人を前に自らの体験を話しました。

(吃音当事者 大学生/角谷祐実さん[21])
「卒業式の返事で『はい』っていうたった2文字、この一言が言えるかどうか本当にわからなくて、すごく不安でした」

(吃音当事者 大学生/森田美玖さん[21])
「打ち明けて知ってても、変わらず接してくれたり普通にみんなと同じように聞いてくれるっていうのが一番うれしいです」

 当事者らと学生は、その後、8つのグループに分かれて意見を交換しました。

(参加した吃音当事者は―)
「(教師を目指す学生には)たかが吃音くらいでと思わずに、1人1人に寄り添った対応をしていただきたいというふうにお伝えしました」

(参加した大学3年生は―)
「その子が何に困っているかとか、どういう支援を必要としているか、そこをまず理解してあげて1人ずつ合った接し方をしていきたいと感じました」

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