城や城下町の歴史的建造物を守りながら宿泊施設として活用し、街の活性化につなげようというプロジェクトが岡山県津山市で始まりました。
(津山市/谷口圭三 市長)
「歴史的な建造物や街並みを、是非とも次世代へ確実につなげてまいりたい」
津山市などが開いた「津山城・城下町泊プロジェクト」の記者発表です。市は、津山城と城下町に残る4つの歴史的建造物に宿泊やレストランなどの機能を分散して持たせ、ホテルとして再生するとしています。
具体的には津山城の鶴山館にはフロントや宿泊の機能を、大名庭園・衆楽園の迎賓館と余芳閣にはダイニングと宿泊の機能を、城東地区の旧梶村家住宅には宿泊などの機能を持たせます。
機能を分散することで、宿泊者らに街を歩いてもらい活性化につなげる狙いです。2026年11月のオープンを目指しています。
市は、プロジェクトの運営や建物を改修する資金を集めるためふるさと納税型クラウドファンディングなどを行っています。
目標額は3億6000万円です。2025年10月には津山城でお殿様体験ができる特別返礼品の受け付けを始めます。
(津山市/谷口圭三 市長)
「歴史があります。文化があります。自然があります。そして産業遺産もある。おいでいただいてぜひとも津山のファンになっていただきたいと思っています」