香川県三豊市の子どもの成長を願って人形を飾る「仁尾八朔人形まつり」は2024年、高齢化などを理由に中止になりました。2025年、地元の有志らが規模を縮小して復活させました。
犬……サル……キジ。桃太郎の鬼退治の一場面です。
三豊市仁尾町の賀茂神社で開かれた「仁尾八朔人形まつり」は子どもの健やかな成長を願って人形などを飾る約400年の歴史がある伝統行事です。
2024年、これまで運営を担った人々の高齢化などを理由に中止になりました。しかし2025年、地元の人ら9人が有志で継承し、復活させました。
まつりでは昔話や歴史のワンシーンを繊細かつ大迫力の人形を通して楽しめます。
(まつりに来た人は―)
「かわいかった」
「久しぶりに復活したということがうれしくて見に来た」
これまでは人形が仁尾町の各所に飾られましたが、2025年は規模を縮小し、神社だけでの展示になりました。
(仁尾八朔人形まつり 守り人/久保敦嗣 事務局長)
「伝統あるお祭りなので次の世代につなげていけたら。とにかく楽しんでほしいですね」
まつりは午後9時まで開かれます。