岡山・久米南町里方にある誕生寺で、名木「逆木のイチョウ」が爽やかなレモン色に葉を染めています。イチョウの葉は、今後、さらに黄色が深まり、あと10日ほどで、色づきのピークを迎えるとみられています。
「逆木のイチョウ」は、まるで根っこが広がるように枝を伸ばしていることが、名の由来になっています。
平安時代後期の1147年、比叡山に向けて旅立つ当時15歳の法然上人が、杖にしていたイチョウの枝を地面にさしたものと伝わっています。
誕生寺は、浄土宗の開祖、法然上人の生家跡に建つ寺です。開山は1193年。
誕生時は、この季節限定で、毎年、オリジナルの御朱印を授与していて、今年は透明な台に逆木のイチョウをあしらったデザインです。