岡山県久米南町の寺で法然上人ゆかりの大イチョウが黄色く色づき始めています。
秋晴れの空の下、黄色く色づいた葉が季節の移ろいを告げています。
法然上人ゆかりの寺・誕生寺。
境内のイチョウは、まるで根っこが広がるように枝を伸ばしていることから「逆木(さかき)のイチョウ」と呼ばれています。
「逆木のイチョウ」は平安時代後期の1147年、比叡山に向けて旅立つ15歳の少年だった法然上人が、杖にしていたイチョウの枝を地面にさしたものと伝えられています。
(記者リポート)
「カモの足跡のような葉っぱ。色づくと、とってもかわいいですね」
イチョウの葉の紅葉は先の方から徐々に黄色くなっていきます。
誕生寺には雄株1本、雌株2本のイチョウがありますが、あと2週間ほどで見頃のピークになりそうということです。