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漆芸「蒟醤」の人間国宝 山下義人さんの初個展 出身地の高松市で開催

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 漆芸の「蒟醤(きんま)」の人間国宝、山下義人さんの初めての個展が出身地の高松市で開かれています。

 「蒟醤」は漆を塗り重ねた面に彫刻刀で文様を彫り、色がついた漆をくぼみに埋めて仕上げます。

 山下義人さんは幅広い彫りと色埋めを丹念に繰り返し、濃い色から淡い色まで数十色を塗り重ねる技法で2013年に「人間国宝」に認定されました。

 会場には山下さんの代表作など約80点が展示されています。

 「くれない蒟醤箱」は「菊」をイメージしています。ふたの中心から放射線状に凹凸をつけ、紅色を中心とした赤い漆を30回余り埋め、平らに研いで繊細なまだら模様を表現しています。

 山下さんの個展は11月24日まで高松市美術館で開かれています。

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