2028年度に統一を目指す香川県の水道料金についての審議会が17日開かれ、料金の検討が始まりました。
香川県広域水道企業団は、施設の維持や更新を行いながら資金を確保するために料金改定が必要としています。
審議会では、今後の水の需要の予測と施設の整備計画の財政収支を確認しました。
人口減少の影響で水の需要は年々減っていますが、古くなった水道管の更新や水道施設の統廃合など整備費は増える想定です。その結果、2028年度には年間の総費用が170億円程度となります。
2028年から3年間で必要となる収入は現在の供給単価による収入総額を30%程度上回る見込みで、多くの市町で水道料金の値上がりは避けられないということです。
香川県広域水道企業団は2026年度中には統一料金を決定し、2028年4月から直島町を除く県内8市8町で水道料金を統一するとしています。