香川県土庄町沖の海底で熟成させたワインが半年ぶりに引き揚げられました。
3年前に小豆島で開業した224ワイナリーが2025年5月、土庄町の海岸から約1km、水深10mの砂地に約100本のワインを沈めました。
27日はワイナリーの志賀隆太代表らが、ロープを使ってタコと一緒に海底のワインを引き揚げました。
海底の水温は約19℃で、屈折した柔らかな光と海水の揺れなどがワインに深みとまろやかさをもたらすそうです。
(224ワイナリー/志賀隆太さん)
「砂の交じり合う音、岩が擦れる音、絶えず振動がワインに与えられています。すごく深みが出るワインが仕上がってくると思われます」
224ワイナリーではワインボトルに付いたフジツボなどを洗浄し、12月から販売します。