瀬戸内海の養殖カキが大量死している問題です。香川県さぬき市のカキ養殖業者が事業継続のための補助金などを求める要望書を市に提出しました。
さぬき市の志度湾でカキの養殖を行っている鴨庄漁業協同組合とさぬき市漁業協同組合が、市に要望書を提出しました。事業を継続するための補助金や原因の究明と対策の研究、国に意見書を提出することなどを求めています。
鴨庄漁協組合によりますと、例年、11月の水揚げ量は6000kg台ですが、11月の水揚げ量は387kgで、1割にも満たない状況です。生産者からは「生活ができない」という声も漁協組合に届いています。
(鴨庄漁協/山本浩智 組合長)
「漁師さんの中には『現金が欲しい』とか、融資的なところは大事だと思う。初めてです。これだけ死ぬのは。いよいよ困っています」