養殖されているカキを食べてしまう魚、「チヌ」をおいしく食べて食害を減らそうと、岡山県備前市の中学生が調理実習に臨みました。
備前市の日生地区は2024年、岡山県でとれたカキの約4割が水揚げされた一大産地。
しかし、県などによりますと、春ごろに数cmほどに育ったカキをチヌが食べてしまい、漁獲量に影響を与えているということです。
そんなチヌをおいしく食べることで、カキの食害を減らそうと、地元・日生中学校の2年生がチヌの調理方法を学びました。
生徒たちは先生やボランティアにさばき方を教えてもらいながら、チヌの「三枚おろし」に挑戦しました。
(生徒は―)
「骨に沿って切るのが難しくて一緒に身までそれちゃいそうで怖かった」
「ツルツルで触りにくくてちゃんとつかめなかった」
さばいたチヌをフライパンで焼いて味付けし、チヌのソテーの完成です。
(生徒は―)
「ちゃんと火が通ってておいしい」
「おいしくチヌを調理できたらカキを守れるし、チヌは食べれるしで良いと思う」