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新型コロナ後遺症 約8%が長期の倦怠・疲労感 起立性立ちくらみや月経異常も 患者1200人を分析 岡山大学

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 岡山大学病院総合内科・総合診療科は、2021年2月に開設した「コロナ・アフターケア外来」で2026年1月30日までの約5年間に診察した約1300人の患者のうち1225人の受診データを分析し、18日、発表しました。

 新型コロナ後遺症の特徴的な病態の一つに、全身の倦怠感が長期間続く「筋痛性脳脊髄炎」と、重度の疲労感が長期間続く「慢性疲労症候群」があります。分析の結果、患者の約8%がこうした症状を呈したことがわかりました。

 立ちくらみなどの症状から起立試験を行うと、約40%の患者が立ち上がったときに立ちくらみがする「体位性頻脈症候群」と認められたということです。

 女性患者の約20%に月経異常があり、オミクロン株期の感染で増加していました。また男性ホルモンが低下する男性更年期症状の若い患者が、デルタ株期の感染で増加しました。

 回復までの日数については、約7割の患者が約半年で快方へと向かいますが、治療が終わった56%の患者は回復まで平均314日を要しており、特に中等症以上の患者の割合が多い従来株(2021年2月~7月上旬)の後遺症患者は平均回復日数が339日と長くなりました。

 患者の54%が休職・退職など雇用の変化があり、雇用に影響した患者の64%が収入が減少したということです。

 岡山大学学術研究院医歯薬学域の大塚文男教授は「患者には体調不良だけでなく、職場や家族に理解されない孤立感があり、全体像を把握しながら支援することが大事」と話し、持続可能な後遺症診療モデルの確立に取り組むとしています。

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