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新型コロナ後遺症 起立性調節障害が疑われる患者の約4割が立ちくらみなど 半数が20歳未満 岡山大学調べ

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 新型コロナウイルスに感染すると、回復後も倦怠感などが長引くことがあり、コロナ後遺症といわれています。岡山大学の調査によると、起立試験を実施した後遺症患者のうち約4割が陽性(めまいや立ちくらみ)で、そのうち約半数が20歳未満の若者でした。

 岡山大学病院のコロナ・アフターケア外来では、2021年2月の開設以降、1000人を超える後遺症患者を診療してきました。このうち、立ちくらみやめまいなど起立性調節障害が疑われる86人に起立試験を行ったところ、33人(38%)が「陽性」で、うち16人が20歳未満の若者でした。成長ホルモンの分泌が低下していたということです。

 調査を実施した岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)総合内科学の大塚文男教授は「立ちくらみやめまいなどもコロナ後遺症として注意すべき。単に疲れや気分の問題と軽視せず、症状に悩んでいる場合は薬物療法など適正な治療を受けてほしい」とコメントしています。

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