海外で特殊詐欺の電話をかける、いわゆる「かけ子」をさせる目的で知人女性を連れ去ったとして、岡山市南区の無職の男(38)、福岡県久留米市の無職の男(44)、岡山市中区の解体業の男(64)が所在国外移送略取誘拐の疑いで29日、逮捕されました。
警察によりますと、3人は氏名不詳者らと共謀し、岡山県の無職の30代の女性を特殊詐欺の「かけ子」として中国に移送する目的で、2025年7月下旬ごろ、女性に対して「中国に行ってかけ子をしてくれんか」「報酬もたくさんもらえるから」「給料の前借りもできる」などと言って誘惑。
8月15日ごろには、女性に対して「今、断れば金が発生する」などと脅した上、翌16日、女性を車に乗せて関西国際空港まで連れ去り、国外に移送する目的で誘拐した疑いが持たれています。
女性にけがなどはありませんでした。9月に女性からの相談を受けた警察が、SNSのやり取りを調べるなどして捜査しました。
警察の調べに対し3人は、「かけ子に誘ったことは間違いない。略取誘拐したということについては、今は何とも言いたくない」「誘拐などはしていない」「運転したことは間違いないが、誘拐していないし、特殊詐欺をすることは知らなかった」とそれぞれ容疑を否認しています。
警察は、女性の誘拐後の足取りなどを調べるとともに、匿名流動型犯罪グループいわゆる「トクリュウ」による犯行とみて捜査を進めています。