ニュース

高松市で相次いだ「住宅強盗」共通・相違点は? 元科捜研の大学教授が指摘

 高松市で2026年5月と7月、住宅での強盗、強盗致傷事件が相次いで発生しました。このうち1件は警察が8月、容疑者を逮捕しましたが、もう1件は未解決のまま9月4日で4カ月です。2件の共通点、相違点を取材しました。

 2026年5月4日午後10時ごろ、高松市東山崎町の住宅で男がインターホンを鳴らし、玄関で対応した80代の男性の腕をつかみました。そして「金を出せ」と脅し、現金4万7000円を奪って逃げました。男性と同居の妻にけがはありませんでした。

 7月30日には高松市亀田南町の住宅で男がインターホンを押した後、ドアのガラスを割って侵入し、鉢合わせた30代の女性に「金目のものを出せ」と要求。女性の腕をつかんでけがをさせました。

 警察はドライブレコーダーの映像などから近くに住む64歳の男を強盗致傷の疑いで指名手配し、8月に逮捕しました。

 香川県警によりますと2025年、県内で認知された強盗事件8件の発生場所はコンビニや路上などで、住宅強盗はありませんでした。そんな中、約3カ月の間に起きた2件の事件。現場はいずれも高松東警察署管内で約3km圏内にあります。

 大きな共通点は犯行前に「インターホンを押している」ということです。

 元・兵庫県警科学捜査研究所の研究員で、捜査心理学などを専門とする福山大学の大杉朱美教授は、同じインターホンを押すという行為でも目的が違うことがあると指摘します。

(福山大学 人間文化学部心理学科/大杉朱美 教授)
「インターホンを押して留守であることを確認した上で侵入したいという目的の犯人もいる。対面を狙って実際に人が出てくるところを狙って金目のものを狙うというのもあると思う」

 どちらの事件も脅す際に凶器を示してはいません。大杉教授はあくまでも一般論とした上で……。

(福山大学 人間文化学部心理学科/大杉朱美 教授)
「事前に下見をしている犯人であれば、そこの住人がどういう人かを把握した上で大丈夫と思って凶器を持っていかないケースは考えられる」

 2件の事件には相違点もあります。5月の事件の犯行時間は夜で、犯人は目出し帽を着用していました。7月の事件は朝に発生し、顔を隠していませんでした。
 7月の事件では64歳の男が逮捕されたのに対し、5月の事件の犯人は若い男とみられています。

 警察は、5月の事件は住人が出てくるところを狙った犯行とみて、引き続き捜査をしています。

KSB 報道
執筆:KSB報道
岡山・香川エリアを中心に日々ニュースを取材、発信しています。
KSBニュースのX(旧Twitter)アカウント

関連ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

新着ニュース

ADVERTISEMENT